新甲子温泉 甲子高原フジヤホテル(しんかしおんせん かしこうげん ふじやほてる)(福島県)

■スポンサードリンク

全778件 166~180
  • 【自分は死なない】
    昨日は中学の同級生と会いました。同級生特有の感覚なのか、フェイスブックが関係を維持するためか、30年ぶりぐらいなのに時の隔たりを感じません。昔の友人に会うと当時の記憶が混在して自分の生きた時間感覚が曖昧になります。歳を重ねるほど歳をとる感覚が希薄になり、自分の年齢を客観的に捉えることができません。40代に入った頃はもう人生の半分を生きてしまったと衝撃を受けたものですが、それから10数年経つ今もまだ人生が半分残っていると思います。100歳を過ぎても数年先まで予定を入れていた日野原医師のように、人は心の奥底では自分は死なないと思っているのかもしれません。

  • 【気の交差する場所】
    昨日の朝はラブラドールと入れる駒沢公園近くのカフェに行きました。将来ビジョンを明確に語る友人と会うと元気をもらえます。旧来の企業組織に限界を感じるのは、会っていて元気を貰える人より、ネガティブな話で気分が滅入る人が多いことです。シェアリングエコノミーの最大の焦点は人の持つ力のシェアリングなのに、パッションを発散する人が少ない企業組織は相乗効果を力に変えることができずに、生気を奪われる場所になっています。リスクを取るからこそ追い詰められ、好きなことをするからこそ情熱的になれるはずです。「気」のようなうまく説明できない根源的なエネルギーを日本人は大切にしてきたはずですが、今の企業組織は「気」の交差する魅力的な場所ではなくなっていると思うのです。

  • 【成功事例の復讐】
    地方創生の動きが盛んですがどこも似た手法に見えます。答えを求める教育スタイルの影響なのか、欧米の模倣で成長した成功体験のためか日本人は成功事例が好きだと思います。偶然の連続に過ぎない他人の成功などほとんど参考にならないのに、成功事例を求め思考を放棄します。人の成功を羨望し、背景や環境の違いは考慮に入れず自分達も同じ方法で成功できると考えているので、多くの場合思いつきで運任せです。欧米は失敗事例にセオリーを探ろうと研究対象にしますが、手痛い目にあった太平洋戦争から日本は学びません。外資系企業にいたときに感じたのは再発防止を徹底する姿勢です。日本企業は「起きたことはしょうがない」と犯人探しにつながる原因究明を好まない印象があります。失敗に学ばず他人の成功に目を奪われ、そして儚い成功に酔い成功に復讐される愚を今も繰り返していると思います。

  • 【運動が全てを改善する】
    花粉症の最盛期を迎えますが、薬に頼り症状を抑えるのではなく、自分の体を適応させることで改善したいと思います。花粉症の発症メカニズムや治療法はある程度判明していますが、決定打となるものではありません。花粉症の原因は血行不良だとぼくは考えています。30年以上続いた花粉症が2017年に限っては全く症状が現れず、旅館のある阿武隈源流の広葉樹の森にいたことが理由と考えられますが、白河の街に頻繁に行くことを考えると説明がつきません。考えられる別の要因は運動による血行改善です。運動や温浴により血流が改善すると花粉症の症状が緩和します。心の病や生活習慣病、肩こり症状の大半ばかりでなく、花粉症さえ運動により改善するというのが仮説です。荒唐無稽と思われた考えが通説になるケースは医療の世界には多く、冬の間の運動不足を解消することで花粉症は改善すると思います。

  • 【PTからアドレスホッパーへ】
    2016年に会社を辞めたとき目指したのは多拠点居住の旅するような暮らしです。昨今はアドレスホッパーなる造語も生まれぼくの周りで実践する人も増えています。定住しない暮らしに関心を持ち始めたのは20年ほど前に究極の節税法として注目された生涯旅行者PTに関する本です。それがアメリカやフィリピンの不動産投資につながり、人生を回り道することになるのですが、昨今の風潮は全く異なる価値観によると思います。昔はリタイアしたらシンガポールやハワイでのんびり暮らすのが幸せな人生と思ったのですが、その考えが決して幸せになれないことを学習しました。かつての理想が働かない安楽なリタイアだったのに対して、今のトレンドは東京での住宅や通勤事情のオルタナティブです。この20年で働き方も住み方も選択肢が増え、幸せに対する解釈が洗練された今回のトレンドは広がっていくと思います。

  • 【現代文明の恩恵と不幸】
    311は現代文明が生み出したシステムを人間がコントロールできないことを思い知らされる契機になりました。原発のライフサイクルコストが安いとする試算には原発事故の想定はありませんし、見えない費用や将来のコストはそこには反映されていません。原発ありきの恣意的な事業収支が原発を進め、電力会社は有利子負債の圧縮と設備投資の抑制により安全を犠牲にします。原発ゼロや自動車の100%電化を進めるヨーロッパ諸国に対して、日本では思い切った方向転換ができません。多くの日本人は現代文明がもたらした恩恵にばかり目を奪われ、そこから距離を取ることで得られる健康や幸せを過小評価しているからだと思います。写真は震災前によく訪れていた気仙沼です。

  • 【平穏な悪夢】
    二十世紀の人類は40年の寿命を70年に倍増させその勢いは止まりません。かつては70代で亡くなる日本人は寿命とみなされましたが、今なら早すぎると思われます。人生100年時代を目前に80代の現役が普通になると、55歳かせいぜい60歳で引退してすぐに死ぬという時代とは人生の尺度が異なるはずです。勤勉なはずの日本人の生産性が低い理由は様々ですが、日本人の長寿と関係していると思います。リスクを取って生き急ぐ必要がないほど人生が長くなったのかもしれません。追い立てられるように生きる人生が苦痛なら、リスクを取らない平穏な生活も気力なく無為に過ごす悪夢です。せっかくの長い人生にリスクをとるなんて馬鹿げていると思うか、長い人生だからやり直そうと考えるかが生き方を分けると思います。

  • 【薬漬け医療の模範生】
    花粉症のひどいこの1ヶ月は外で運動する気力も萎え、東南アジアあたりにいる方が生産的です。薬で症状を抑えている人が多いのか、ぼくのようにひどい症状の人は街では見かけません。症状を抑えるのに薬は有効ですが、異物を取り込むことに抵抗感があります。寝たきり老人やいつまでも治らない病気の原因は薬が作り出していると思います。世界の薬の3割を消費し、7割のタミフルを使うという薬が大好きな日本人が世界最長寿というのも皮肉な話です。検査数値の基準を変えれば病人の数をコントロールすることは可能ですから、医者を崇め従順な日本人ほど、石油メジャーが描いた薬漬け医療の模範生はいないと思います。

  • 【借金カウンターが必要な日本】
    景気減速の足音が忍び寄るなか消費増税の議論も聞かなくなりました。借金を子や孫に残すな、と言うもののこの国が財政破綻する可能性は100%だと思います。社会保障費に手をつけない限り財政再建は不可能ですが、与野党問わず選挙に不利な政策には及び腰です。本当のことを言えば選挙に負けるという政治の欠陥をいいことに、政治家は平気で約束を反故にして国が潰れる日まで放置するつもりです。大局観なき近視眼思考こそ日本を敗戦に追い込んだ悪癖だと思います。恐ろしい勢いで増え続ける借金カウンターを国会はじめ目立つところに置いてはどうでしょう。

  • 【お金より筋肉】
    88歳になってなお創作意欲の衰えないクリント・イーストウッドを今朝のニュースで見ながら、穏やかな余生の意味を考えました。日本人の幸福度が高くない理由は、世界屈指の長寿による長い老後が暗いイメージを持つからだと思います。収入を絶たれ年金に期待が難しい長過ぎる老後を誰もが心配します。高齢者施設は誰でも入居できる状況にはなく、入れても、正気を失った人、攻撃的な人なども見かけ、決して居たい場所ではありません。世界に冠たる長寿国日本が世界に問うべきは、老後という概念を消すことだと思います。老後のイメージは肉体的、経済的な弱者ですが、健康長寿を実現し生涯現役であれば、深刻な社会保障問題は一挙に解決します。本当に必要なのはお金を蓄えることではなく筋肉を鍛えることだと思います。

  • 【保身が阻む新機軸】
    子供が持つ無限の可能性を活かすも殺すも教師次第だと思います。娘が今年の夏に途上国で教育支援の無謀なイベントを企画したとき先生に言われた「心配なことだらけだけど、でもやってみないと分からないから一歩を踏み出しなさい」という言葉に感動しました。高校生が途上国でイベントを行うリスクは大きく、学校公認となればその責任は学校に及びます。それでも生徒の可能性に賭けようとする姿勢に本当の良心を感じます。残念ながらこうした学校は例外的で、多くの学校は古い企業組織同様に保身のためのリスク排除をします。日本から次の時代の新機軸が久しく生まれないのは、多くの企業が上から下まで前例や規則を盾に保身しか考えずリスクを取らないからだと思うのです。

  • 【自分を偽る職場】
    一度組織を離れた友人の多くは、複業を認めない組織で再び働く気はないと言います。組織に属する最大の魅力は安定的な収入ですが、無駄な出費を控えればハードルは下がります。辞めたくても辞められない人のなかには生活費が肥大化している人が少なくありません。自身の場合会社を辞める前から、車の排気量は4分の1、家の面積も半分、スポーツクラブは退会し、タクシーは乗らず、外食も最小限に、本は買わずに図書館といった感じで生活をダウンサイジングしました。しかし、特段不都合でも惨めでもなく、以前の消費スタイルこそ過剰だと思います。得られる恩恵はかけがえの無いものです。通勤地獄からの開放、自由時間の増大、何より自由に生きる権利です。先進七カ国最低の生産性の真犯人は自分を偽って生きるような不幸な職場だと思います。

  • 【医産複合体に都合のよい国民】
    花粉症だと思っていると週末に頭が痛くなり熱も上がりはじめました。体調不良は身体と向き合い体調を整える絶好の機会です。勤め人時代は早く治したい誘惑に負けて薬を服用したこともありますが、何も食べずに身体を休ませ代謝に集中させれば簡単に治り、薬の効果だと信じていたものの正体が自然治癒力だったことが分かります。副作用のある薬の服用は多くの場合有害ですが、世界に誇る国民皆保険制度は、安易に医者にかかる国民を増やしたと思います。医療費が高ければ医者にかからない生活を心がけますが、不健康な生活をしながら体調を崩せば医療にすがる医産複合体にとって都合のよい国民を増やしました。一部の医者が医療と関わることの危険性を告発し始めたことには希望が持てます。関節などの痛みの多くは肥満や運動不足に起因しますが、事業者売上高ベースで一千億円を超えるボディケア市場の人たちは、その事実が知れ渡らないことを願っていることでしょう。

  • 【医療信仰が生んだ過剰医療】
    世田谷区から胃がん検診のお知らせがきました。検診のデメリットを表記していることに好感が持てます。高齢化が進めばかなりの人ががんになりますので、検査そのものにリスクがあり、過剰医療を招く検診をどのように受けるかの判断には医療リテラシーが求められます。昔は有名病院や名医に知り合いがいることがお金持ちのステイタスでしたが、こうした医療の盲信が過剰医療を招き、この30年間に関していえば、がん治療を全くしなかった場合の平均余命の方が長かったはずです。インフルエンザの予防接種にしてもあらゆる検診にしても何の知識も持たず、ただ言われるままに受診する日本人は今でも少なくありません。過剰医療を生んだのは自分の身体を人任せにする医療信仰にほかなりません。

  • 【工場生産労働方式の不思議】
    昨日はリゾートテレワークのセミナーに行きました。以前から注目されるテレワークはいまだに根付きません。大手システムインテグレーターなどが自社商品のアピールを兼ねて実施しているのが実態で、流入人口の欲しい地方自治体も前向きですが実需という実感はありません。震災後に会社に行く必要のないテレワークが推奨されましたがしばらくすると元のオフィス勤務に戻りました。サラリーマン時代はオフィスで仕事をすることはほとんどなく、自分にとって一番生産性が高いのはカフェで次いで移動中の車内や機内、自宅、オフィスの順です。現在ならその最上位に来るのは自然のなかでの仕事でしょう。仮にリゾートワークにたいした効果がないとしても、あの過酷な通勤を社員に毎日強いるのは狂気の沙汰です。生産性を高めたいなら18世紀から続く職住分離型の工場生産労働方式に疑問を持つはずなのですが不思議です。

■スポンサードリンク